オランダ留学 Radboud University 2018/2019

2018年8月から約1年間オランダのNijmegen, Radboud University (ラドバウド大学 ナイメヘーン)に留学します。そこでの出来事、感じた事、学んだこと、また旅行などをせっかくなので、ブログという形で記録に残します。

オランダ・ナイメーヘンのラドバウド大学での留学開始から3カ月が経過 2018/11/21

オランダ留学30

留学生活3カ月

 

日本からオランダに到着したのは、2018年、今年の8月18日である。

なんだかんだで、留学開始から3カ月が経過している。

 

f:id:zevenentwintig27:20181122073716j:image

オランダの季節はすっかり冬の準備ができたように感じる。

気温もグンと下がって、1ヶ月前の25℃以上の日が信じられない。

f:id:zevenentwintig27:20181122073837j:image

0℃!!!!!

 

日々の生活については、オランダ・ナイメーヘンに到着し、オリエンテーション期間中と授業開始のころのドタバタのころとは異なり、日本の大学にいたころと同じように時間が過ぎているように感じる。

朝起きて学校へ行き、そのあとはラグビーの練習に参加したり友人らと会ったり、スーパーに行って夕食を作りYouTubeをみて寝る。

 

完全にオランダの生活になじんでいると感じるし、何年もこの生活を続けてきたように感じる。

言い換えれば、生活に新鮮味を感じることが毎日起こるわけではない。

これがいいか悪いかは分からない。

 

おそらく、1月の試験が終わり半期の留学生の友人らがそれぞれの母国に帰るとなったら、生活のパターンや人間関係も変わっていくように思う。

 

ここで、これまでの3カ月の留学生活のまとめを少ししたい。

 

 

授業について

現在までに人類学と開発学、またジェンダーの授業を履修して、いまは続けてジェンダーの授業を受けている。

 

授業はこれまですべて英語で受けている。

 

人類学と開発学の授業については、日本でも少し学んだ経験があることに加えて学部の1年生向けの授業であるため、ほんの少しだけ理解しやすかった。

しかしながら、それでも語学の問題から授業内容を把握するのに非常に苦労したしテストも結果はまだ出ていないが手ごたえはあまりなかった。

 

またジェンダーの授業は、これまたややこしい理論や考え方が出てくるため非常に苦戦している。

この分野に関しては、日本での事前の知識が全くなくゼロからのスタートである。

毎週提出のレポートの課題に関しても、設問の意図を正確にくみ取り、必要な情報をテキストから選び出して正しい方法で引用する。

これらを完璧にこなさなければならないため、しかも英語で、とても大変である。

 

日本では、日本語においてでもそのようなアカデミックな文章の作成の経験があまりなく、初回の方に提出したレポートの評価は散々であった。

しかし大変、大変と言いながら毎回のレポートを提出するのは、よい訓練になると思う。

 

自分の場合は少しずつ向上はしているが、3カ月では抽象的で複雑な内容の授業を完璧に把握するまでにはなっていない。

特に、言語・英語の問題が大きい。

 

 

日々の生活・自炊・洗濯

家事に関しては、日本でも大学進学以降一人暮らしをしていたため、あまり問題はない。

洗濯は寮の共同の洗濯機と乾燥機を使用しているのだが、最近なぜか自分の番になるたびに乾燥機がうまく働いてくれなかった。

 

食事に関しては、だいたい毎日寮で自分で作って食べている。

近くのスーパーで野菜や肉を買って焼き、コメを炊いて牛乳も飲む。

ただし、オランダの肉コーナーには日本では当たり前の薄切り肉がないため、分厚い豚バラ肉やひき肉、鶏もも肉を食べている。

ただ、寮の共同のキッチンではあるものの、日本の一人暮らしのころのキッチンと比べてガスコンロの数も多いし、何より広いのでとても料理が楽しい。

 

生活習慣は日本にいるときと同じように、何も気に掛けなければどんどん悪くなっていく。

タバコは吸わないし、お酒もほとんど飲んでいないのだが、就寝時間が遅いことが時々気になる。

就寝時間が遅くなったとしても、睡眠時間が変わるわけではないため、起きる時間が遅くなる。

これに関しては、意識して帰ったらご飯食べてシャワー浴びてさっさと寝るようにしなければ、改善されない。

あとは、規則正しい生活を邪魔するスマホを叩き割るくらいしかできない。

 

 

ラグビーについて

ラグビーもなんだかんだでこれまで継続していることの一つである。

練習は火曜日と木曜日の2回、そして日曜日に試合が行われる。

 

初めて参加した練習では、身体のめちゃめちゃデカいフォワードばかりの日で、そういう日に限ってフルコンタクトのトレーニングを行なった。

正直その日の練習が終わった後には、今後このチームに参加するか非常に迷ったが、現在はこのチームの一員と慣れて非常に満足している。

 

これまで、練習試合に一度、そして公式戦に4回出場している。

また最近は、自分のポジションである9番、スクラムハーフの人材不足もあって、チーム1、強い方のチームで出場することが多い。

というか、公式戦の1度目以降はずっと強いチームとしてフルで出続けている。

身の危険を感じることは、幸いにもまだないが、毎回試合の前は緊張でドキドキする。

 

そして先日11月18日の試合では、チーム1として自分が出場した中で初めて勝利を収めることができた。

この日は、我々のチームのフォワードが非常に強力で、ラインアウトで何度も相手ボールを奪うし、スクラム・モールでもガンガン押していたし、相手を圧倒していた。

ディフェンスもなかなか崩れることはなく、アタックでも毎回ゲインをしていたように感じた。

後半、すこしおかしな判定で有名なレフリーによって、何度もペナルティをとられることがあった。

正直あれはどうすることもできないし、ラグビーの試合において審判は絶対である。

 

しかしながら、試合を通して自分自身、落ち着いてプレーできたように感じる。

今までは、ラック周辺での相手フォワードからのプレッシャーから慌ててボールを投げてしまうこともあったが、今回はフォワードが相手を圧倒していたこともあり、ラック周辺による前に右左を確認して落ち着いてボールを供給することができた。

 

そういうこともあって、なんと公式戦4度目にしてチームのMan of the Match に選ばれた!!!!

自分自身のみのプレーで勝ち得たものではないが、非常に誇らしかった。

 

MOMに選ばれると、相手チームも含めて皆の前でデカいジョッキに注がれたビールを飲み干す。

いわゆるイッキである。

そして、その日のビールがただになるらしい。

 

自分としては久々に酔っぱらった。

ギリギリのところでやめて、家に帰れるだけの体力は残したが。

 

自分は、オランダ語はほぼ全く分からないし、英語もまだまだ完璧な習得には時間が掛かりそうだが、スポーツや芸術などは言語が不要、言語の壁を超えることができるなと感じている。

 

改めて、ラグビークラブに参加してよかったと感じている。

2018年はあと一回公式戦に参加する予定である。

落ち着いて、ケガなく、全力を尽くしたい。

 

まとめ

オランダに来る前までは、一つの叶えたい特別な目標であった海外留学も、実際に生活がスタートし3カ月も経過すると、自分はすっかり慣れてしまった。

外国での生活に慣れた一方で、自分の今いる環境がいかに恵まれたものであるかを忘れがちである。

親はもちろん、日本の大学や普段会っている友人、日本人を受け入れてくれたラグビーチームなどいろいろなことに感謝して行きたいと思った。

 

そして、今自分のいる場所でいろいろな機会をうまく使っていきたいとも思った。

 

3カ月のまとめとしては、良い方ではないだろうか。

 

 

 

 

以上

 

zevenentwintig.hatenablog.com