オランダのラグビーチームに参加して1ヶ月が経過した。 2018/10/01
オランダ留学17
Rugby in Nijmegen
オランダ、Njimegen, Radboud Universityでの留学に来てから、現地のラグビークラブに参加している。
クラブに参加してから、ほぼ一カ月が経過した。
ラグビーに限らず、オランダでの新しい生活が始まった!!と思っていたら、どんどん時間が過ぎていく。
どこまでが新しい生活で、どこからが次のステップなのか。
現在参加しているラグビークラブでは、火曜日と木曜日の週2回の練習に加えて、日曜日は基本的に毎週試合がある。
シーズンは3月くらいまで続くらしい。
長いな。
日本では大学進学以降、体育会にもサークルにも参加していなかったので、これだけ日常的に練習して試合に行って、というのは高校以来である。
これまで何度も練習に参加して、練習試合も含めて3回試合に出場した。
練習試合については、以下の記事を参照。
ラグビーのルール
ラグビーは1チーム15人でプレーするスポーツである。
前後半40分、計80分の試合の中でより多くの得点を奪った方が勝ちだ。
基本的に、ボールを持ったらトライゾーンと呼ばれる、ボールを地面につけることでトライが認定され、5点が追加される。
その後、ボールを地面につけた、トライした場所に沿って2本のポールの間にキックを決めることができれば、さらに2点が追加される。
また、プレーの中で一度地面にボールをバウンドさせてからキックするドロップゴール、相手の反則、ペナルティによるキック、ショットによって3点を追加することもできる。
さらに、ラグビーではボールを前に投げたり、前に落とすことはは反則である。
まあ、とにかくボールを持ったら前に向かって、トライゾーンに向かって走ればよい。
しかしながら、ラグビーではルール上相手にタックルすることが許されている。
このタックルのルールがあるゆえに頭を使って、何度も体の大きく力の強いフォワードを使って前進し、足の速いバックスを使ってトライを狙う。
ここまで、おおざっぱに説明したが、まだまだ複雑なルールもあり手に負えない。
あとは、上のリンクを参照してほしい。
2018年シーズン初公式戦 2018/09/16
この日は先週の練習試合から一週間たっての、チーム初の公式戦であった。
自分の参加しているクラブチームには二つのレベルがある。
まあチーム1、チーム2、もしくはA軍、B軍といったとこか。
この日は自分はチーム2として出場した。
先週の、というか練習試合の際の吹っ飛ばされた記憶があるので、この日は自身の仕事に徹しようと思ってプレーした。
自分のポジションは9番、スクラムハーフである。
とにかく、パスをしまくる。
フォワードにパスして、ラックになり、ボールを拾い上げ、つぎの選手にパスする。
結果的に、92‐5と圧勝であった。
自分は80分フルで出場し、この日はとにかく速く、速く、次々にボールを回していった。
また、相手側がうまく統率されていなかったのも大きい。
話しを聞いてみたら、この日のチームは合同チームであり、一緒に練習をしたことはなかったそうだ。
また、相手チームには多くの60歳を超えているであろう、いわゆるシニアの選手が多くいた。
しかしながら、だからと言って彼らがとんでもなく弱かったわけではない。
ただ、自分たちの方がフィジカルと体力で上回っただけだ。
相手チームの60を超えているであろう選手らは、パワーこそ劣るが経験が違う。
何度も綺麗なシンプルなステップで、簡単に味方の選手を抜き去る場面を何度も見た。
これらを試合中に見て思ったのは、ラグビーは何歳になってもできるんだ!ということだ。
改めて、このスポーツをオランダで再び初めて良かったと思っている。
また、この日はいつもの6人のグループの皆が、応援に来てくれた。
純粋に嬉しかったし、勝った姿を見せることができて誇らしかった。
試合後は、例によって相手チームの選手も交じってビールを飲みながら話す機会があった。
この時間はやはり良い。
さらに、そのあとはいつもの6人でいつものカフェでピザを食べた。
とても良い日曜日であった。
2018年シーズン Week 3, 2018/09/30
自分は、シーズン2試合目には参加しなかったため、Week 3が2試合目となった。
この日もまた自分はチーム2の方に出場するつもりであったが、なぜかチーム1として登録、出場した。
一つ上のレベルということもあり、ゲームの進み方、フィジカルが格段に速く、強くなる。
この日は非常にタフな試合で、7‐58と完敗であった。
前半は、感覚的にポゼッションが低く、加えて相手のバックスに簡単に抜かれる場面が多くあった。
キックもうまく使うことができず、受け身になり、どんどんゲインされる場面が多くあった。
しかし、前半の終了間際に自分とフルバックに入った選手(コロンビアの留学生)との連携でうまくトライをとることができた。
ラックサイドから自分が右に流れ、右にパスをするように見せて内に走りこんできたフルバックにパス。
彼はパワーと瞬発力があるので、一度スピードに乗ったらなかなか止められない。
このプレーは非常に良かった。
しかしながら、後半は攻め込む場面も何度もあったが得点することができず、完敗となった。
レフリーとのコミュニケーションも大事であろう。
明らかに反則でも、レフリーが認定しなければプレーは続行となる。
また、相手選手の一人は試合中常にグチグチと言っていた。
彼は非常に体が鍛えられているのだから、黙ってプレーで報復することもルール上可能なのに、常に何かしらの文句を言っていた。
試合中は彼を発端としてか知らないが、ちょっとした殴り合いのような、つかみ合いも起きていた。
しかし、プレー続行している中での出来事であったため、自分はそれには参加せず、黙々と自分のプレーに集中した。
最後は、よくある感じでまとめたいと思う。
この試合は非常にタフで望んでいない結果ではあるが、いかにポゼッションを高めるのか、どうすれば相手よりもボールを保持できるのか、いかに自分たちよりもよりフィジカルな選手に対応すべきか、など学ぶ点は多いと思った。
この日もまた、いつもの6人のグループの皆が応援に来てくれた。
今回は、グループの一人の友人もMaastrichtからやって来てくれた。
結果は散々であったが、次は勝ち試合を見せつけてやろうと思った。
例によって、相手チームの選手も参加しての交流があり、そのあとは6人のグループでBBQをした。
非常に寒かったが、とても楽しかった。
留学に来る前には、こんな日曜日を過ごすとは思ってもいなかった。
デカいオランダ人に交じってラグビーをして、相手チームも交じっておしゃべりをして、さらにそのあと友人らとBBQをして。
ただただ、素晴らしい。
その場に自分が参加できていることが非常に嬉しい。
猫も食べ物を貰いに来ていた。
まとめ
ラグビーを始めてよかったことは以下の通り。
まず単純に楽しい。
体を動かして、時には激しいプレーもあり、これは良い気分転換となる。
また、ラグビーを始めてからよりたくさんの人と会う機会が増えた。
シンプルに試合中は15人の新しい相手選手と会う、というか対戦する。
チームメイトもそう。
まだまだ、会ったことのない選手も多く、結構な人数のチームなのだなと思う。
やはりまだまだ、体を鍛えてケガを防止し、チームに貢献する必要があると思った。
以上
最後に、自分の応援しているニュージーランドのAll Blacks の最近の試合 New Zealand VS Argentina のハイライトを載せたので、ぜひ見てほしい。
HIGHLIGHTS: All Blacks v Argentina second Test – 2018
また、下のハイライトは2015年のRugby World Cup Final, New Zealand VS Austraila
New Zealand v Australia - Match Highlights and Tries - RWC Final 2015