一年間のオランダ留学の終わりも見えてきた6月の真ん中 2019/06/15
オランダ留学51
すっかり6月
しばらく何も書かないうちに、すっかり5月も終わり、6月も半分を過ぎるころである。
変化していないはずなのに、時間の流れが留学終了に近づくにつれて早くなっているようにも感じる。
すっかり気温も上がり、半袖で過ごせる日も増えてきた。
すでに今回の留学における最終授業も終わり、来週からはテストが始まる。
色々なことがすでに「終わり」を迎えて、いよいよ帰国も近づいてきていると日々感じている。
オランダ・ラドバウド大学の授業
すでに、履修していた全ての授業が完全に終了して、来週からテストが本格的に始まる。
テストと言っても、これまでも何度かあったように日本で言えばレポート試験のような形だ。
しかし、これが毎回大変であるため心して臨みたい。
日本の大学では経済学部に所属し、経済学の観点から社会の問題や現象についてマンナンできたが、オランダでは少し異なる社会科学の観点の学びを得ようというのが、今回の留学の大きな目的である。
実際に履修した授業としては、社会科学の分野から文化人類学・社会学・ジェンダー学の3つである。
人類学と社会学については、留学が始まる前から想定したように、経済学では得るとことのできなかった視点を多く得ることができた。
ジェンダー学については、正直どうなることかと思っていたが、最終的には他の分野と同じように興味深い視点が多く得られたと思う。
例を挙げるとするならば、日本のHegemonic Masculinityとして挙げられるサラリーマンについてである。
第二次世界大戦で日本が連合国に敗戦するまで、軍に対して向けられていた忠誠心というものが、GHQによる軍の解体後、多くの人々が勤めた会社に向けられて、それらが長時間労働や長期雇用などとして表れた、という内容である。
経済学部でも、同様の日本独自の労働形態についても授業は何度か受けたが、Masculinityという視点からの分析は、自分にとって非常に新しく興味深いものであった。
ラグビー
5月の中旬に、去年の8月から継続して所属していたラグビーチームのシーズン最後の試合が行われた。
アウェーのゲームであり、シーズン終盤ということもあって、控えが一人もいなかったため、非常に厳しい試合であった。
しかしながら、みなシーズン最後の試合ということもあってこれまで以上に気持ちが入り、それがタックルや一回一回のボールキャリーに表れていた。
結果としては6点差、1トライ・1ゴールというとこで自分たちのチームから怪我人が続出したため試合終了となった。
ラグビーチームに入ったことで、毎週体を動かせるリフレッシュの機会ができただけでなく、多くNijmegenに住んでいるオランダの友達ができたことは非常に良かったと思っている。
おかげで、間違いだらけではあるもののオランダ語も少しは上達したと思う。
海外に留学すると言っても、実際に地元の人々と関わりを持つのは非常に難しいと思う。
留学生同士の友人はすぐにできるが、オランダ人の友人はなかなか見つからない。
しかしながら、何らかのコミュニティに所属することで地元の人とかかわり、その土地やそこに住む人の深いところまで見ることができる。
その点において、スポーツや芸術や音楽というものは、言語の壁を越えて人とつながることを可能にすると思う。
残り1カ月と少し
まずは、テストを全力でやり切りたいと思う。
新たな学びの視点というものが第一の目的であるからして、ここがおろそかになってはいけない。
そして、時間を作ってできるだけ多くの友人とオランダでの最後の時間を過ごしたいと思っている。
これまでオランダのNijmegenで出会った多くの友人が、これからも連絡を取りあったり日本でもしくは外国で会うこともあるとは思うが、留学が終わればじゃあ今後5年でもあと10回会えるかと言えばなかなか難しい。
こちらから積極的に出ていきたい。
以上
ここ最近のオランダ・ナイメーヘン留学生の食事の実態調査 2019/04/24
オランダ留学50
オランダでは何を食べているのか?
勉強や仕事、その他何らかの理由において日本を離れて海外で生活するにあたって、ひとつの懸念点となりうるのが食事ではないだろうか。
日本と共有している文化が少しはあるようなアジアの国であれば、大きな問題にならないかもしれない。
屋台や外食で過ごしても、自炊よりも安くおいしく食べれる場合もあるだろう。
しかしながら、日本と何千キロと離れてるまさに外国と言えるヨーロッパのオランダにおいてはなかなかそうはいかない。
また、オランダの国柄として食に対しての関心が日本と比べてかなり薄い。
そのような環境において、一体全体何を食べているのかを、朝昼夜に分けて淡々と記録する。
これを通して、いち留学生のリアルな生活を記録すると共に、自身の食生活についても改める機会としたい。
はじめに、オランダでは日本と同じような献立ではなく、炊飯器もないため好き嫌いによらず必然的に洋食が多い。
朝ごはん
朝はパンとヨーグルトを食べることが多い。
パンを3枚ほど焼いて、時々バターを塗って、リンゴとバナナをヨーグルトと一緒に食べる。
写真で見ると特に貧相でもなく美味しそうでもあるが、これまでの20年ほど朝はコメ派で育っているので、100パーセント満足はしていないし、できることなら納豆、ご飯。味噌汁を頂きたい。
最近ではなんの感情もなく、ただただ口に運んでいるようにも思う。
しかしながら、何も食べないよりはマシであるし、まあ西ヨーロッパならこんなもんかと思う。
昼ごはん
授業が昼時に被る際には、学校の食堂を利用することが多い。
オランダらしい、肉とジャガイモと野菜のような日もあれば、日本のものとは異なるが、コメを使った料理の日もある。
しかしながら、授業が昼以降に始まる日は昼を食べないときや、食べたとしても果物やサンドイッチなど簡単なもので済ませることが多い。
朝ごはんは基本的にパンであるから、自分にとって腹持ちは全くよくなく、おなかが減った状態で授業が始まることもしばしばである。
あまり良くない。
夕ごはん
夜は相変わらず、とても頼りになるパスタを作ることが多い。
しかし、時には近くのスーパーで買ってきた、電子レンジで温めるタイプのカレーなどを食べることもある。
日本でいうとこの、コンビニ飯に近いかもしれない。
あまり良くないことは分かっているが、冷凍ピザくらいしかほかに選択肢がない中においては、最もマシと言えるかもしれない。
スープは一度作ってしまえば、3日間は持つので非常に優秀である。
下の2枚目の写真のパンは丸焦げになった訳ではなく、元からこのような色である。
中華系の麺はオランダのスーパーにも売っているので、ニンジンや玉ねぎ、豚バラと一緒に炒めて、焼きうどん風に味付けして食べれる。
また、最近タイ料理のデリバリーがナイメーヘンでも利用可能なことが分かってから、利用回数が増加傾向である。
野菜は常に不足しているし、帰国後は健康診断を受けたいと思うし、一年分の野菜をとるつもりだ。
他にも2ヶ月に一回くらいの頻度で米を鍋で炊いて、生姜焼きと一緒に食べることもある。
まとめ
半年前に比べて、食事に対しての考えが少し変わっているように思う。
食事は今でも日々の楽しみであると考えているが、実際にはその考えに沿って食べれていないように感じる。
留学期間も4カ月を切ったし、やや投げやりになっている部分があるのかもしれない。
野菜を多くとり、バランスよく3食ということはわかってはいるが、それを毎日同じように実行するのはなかなか難しい。
以上
4月の2週目なのにオランダでは雪が降った 2019/04/13
オランダ留学49
4月なのに雪
4月と言えば、日本では別れと出会いの季節で、なおかつ桜が咲き誇り、暖かくとても過ごしやすい日が多いイメージである。
北海道や東北の方はまだまだであろうが、少なくとも大阪や東京などではそうだろう。
オランダでも同じように3月の終わりと共に、日差しが多くなり、暖かい日が増えつつある。
ただ、もう春になった!暖かい!サヨナラ冬!とはまだまだ言い難いようだ。
オランダは最近なんだか冷え込む日が多い。
下の一時間ごとの天気予報を見ると分かるように、1月や2月のように一日中雨で日が全く出てこないというわけではないが、4月の天気にしてはおかしい。
深夜や明け方は特に冷え込み、ヒーターをガンガンにかけていないと、寒さで起きるほどである。
そして昼頃には雪まで降りだした。
分かりにくいが、下の写真から積もるまではいかなくとも、雪が降っているのが見える。
今週の天気予報
明日以降はじわじわと暖かい日が増えそうではある。
よくよく考えれば、オランダやその他の西ヨーロッパの都市、ロンドンやドイツのベルリンなどは、北海道の札幌などと同じような緯度に位置しているため、4月にこのような天気は当たり前と言えばそうかもしれない。
また、このような話は以前も書いたような気がする。
知らんけど。
早く、軽いアウターと半袖で出掛けられるくらいの天気になってほしいと心から願っている。
以上
オランダの主要都市 ロッテルダム編 2019/04/13
オランダ留学48
Rotterdam
前回のアムステルダム編に続いて今回はオランダの南西の街、ロッテルダムを観光する際の見どころについて以下の4項目を紹介する。
い、キンデルダイク/Kinderdijk
ろ、マーケットホール/Markethal
は、路面電車と街並み
に、キューブハウス/Kijk Kubus
前回のアムステルダム編は以下参照
い、キンデルダイク/Kinderdijk
キンデルダイクはロッテルダムの中心部から少し離れた、風車に代表される世界遺産である。
オランダは、国土のほとんどが海よりも低い位置にあるため、風車は国の歴史を語る建造物のひとつでもある。
このキンデルダイクでは、多くの風車が運河沿いに並んでいる光景を目にすることができる。
チケットを購入すれば、売り場近くの施設でこの地区の歴史について映像を見ながらスタッフの方が説明してくれる。
この地域はかつて農業にも使えないような水浸しの湿地であったため、ローマ軍でさえこの地を利用することを諦めたらしい。
しかしながら、オランダ人は風車を用いて水を汲み出しこの土地を開拓した。
いくつかの風車は、中に当時の風車守の生活の様子を再現しているものもある。
晴れていればとても気持ちの良い場所であろうし、オランダの歴史に深くかかわる建造物の一つでもあるから、非常に面白い場所の一つであると言える。
ロッテルダムの中心街から路面電車とバスを乗り継ぎ、約一時間ほどである。
詳細は上のサイトを参照してほしい。
季節によっては中心部近くの港からウォーターバス・船で行くことも可能である。
ろ、マーケットホール/Markethal
こちらは変わってロッテルダム中心部にあるマーケットホールである。
大きなアーチが特徴のガラス張りの建物は、外壁のグレーの石の壁とは対照的に、内部の天井にはカラフルな絵が描かれている。
この建物には、様々な店が所狭しと並んでいる。
花屋、ドーナツ屋、チーズ、スパイス、中華、アイスクリーム、雑貨、ジューススタンド、、、
本当にたくさんの出店をそこそこの値段で楽しむことができる。
ロッテルダム観光の休憩がてらに立ち寄るのもいいのかもしれない。
は、路面電車と街並み
路面電車はオランダの主要な都市によく見られる公共交通機関である。
この乗り物は地元の生活になくてはならないものであるため、単なる移動手段の一つである路面電車もオランダの地元の人々の生活を垣間見ることのできるチャンスとなり得るだろう。
また路面電車からは、ロッテルダムのへんてこなグニャグニャの建物を見ることができる。
ロッテルダムの街並みの特徴として、ほとんどの建物が新しいことが挙げられる。
これは、第二次世界大戦中に古くからの建物がほとんど爆撃によって壊されたからだとか言われている。
先に挙げたマーケットホールや次に挙げるキューブハウスなど、ロッテルダムには目を引くような特徴のある建物が多い。
また、ロッテルダム中心部の特徴として、中華系のレストランが多いということが挙げられる。
おそらくロッテルダムにはほかの都市に比べて中国からの人々が多く住んでいるのかもしれない。
オランダを旅行する際の問題の一つとして、どこで食事をするか問題がある。
ロッテルダムは多くの中華があるようなので、日本人としてはありがたい。
に、キューブハウス・Kubuswoningen
最後に、ロッテルダムの「ヘンテコ」な建物の中でも突出しているキューブハウスについて。
この建物はほぼキレイなキューブ型の、箱状の家が約45度傾いており、それらがいくつも並んでいる。
家いうものを考える際に、わざわざ斜めに配置してみようとは思わないし、とてもクリエイティブなデザインであると言える。
この建物には実際に入って内部の見学をすることも可能であり、場合によってはAirbnbなんかの予約サイトから宿泊することもできるらしい。
ロッテルダムは他のオランダの主要都市とまるで異なる街並みであり、一度は訪れてみる価値のある都市であると思う。
以上
【番外編】Aviciiの遺作のEPの一曲が発表された 2019/04/12
オランダ留学47
Tim Bergling
2019年4月10日に、約一年前に突然この世を去ったTim Bergling a.k.a. Aviciiの遺作であるEPの中の一曲が発表された。
Avicii- "SOS" ft. Aloe Blacc
Avicii - SOS (Fan Memories Video) ft. Aloe Blacc
Aviciiの曲は自分が高校生くらいの頃から聴き始め、大学生の前半では新しい曲が発表されるたびに狂ったように何度も聴いていた。
また彼は月一で、自分の曲やお気に入りの曲を集めて一時間のPodcastを配信していたので、毎月楽しみにして配信を待っては聴いていた。
さらに、とても光栄なことに彼の唯一の来日となった2016年のライブにも参加することができた。
これは一生忘れることのない素晴らしい思い出である。
しかしながら、忘れもしない2018年の4月21日土曜日の日本時間の朝、彼の死が報じられた。
訪れていたオマーンのリゾート地のホテルの一室で亡くなった、とニュースは報じていた。
それらの文面を見た時に、初めは何を言っているのか本当に分からなかった。
それこそ、そろそろ4月のPodcastが配信されるころかなと思っていたし、前月までのPodcastで3つのEPを発表する計画があり、1つ目は2017年の夏に発表されていた。
残りの2つについてもガンガン製作中であり、そろそろ2つ目をリリースすると話していた。
自分の得ていた彼の情報からは、まったく死と無縁であったし、そういう訳で何が起こっているのか非常に理解に苦しんだ。
自分の好きなアーティストや尊敬する人を亡くすという経験は、実はこれが初めてであったように思うし、このことは今でもなかなか納得がいかないし、快く受け入れること出来ない、しなくないことである。
彼の死に対しては、多くの友人やネットやTVに出るような著名人も反応していたが、ご冥福を祈りますと言われても、なぜお前はこのことをもう受け入れたのだよと、怒りのようなやるせないような複雑な感情であった。
また、音楽を通じてたくさんの人に感動とか、勇気とか、元気とか、そういったものを与えていた人間が、もしかしたら最もそれらを必要としていたのかもしれないと考えると、とても悲しく辛い気持ちで一杯になる。
さらにAviciiは、アルコール中毒や腎臓系の病気などの健康問題にも苦しんでいた。
まさに精神的にも、そして身体的にも自身の体を文字通り削って曲を作り続けていたと言える。
そのような不安定な、心に穴のある状態のまま留学が始まり、そろそろAviciiの死から1年だと思っていたら、彼の未発表だった一曲が発表された。
曲を聴く前はやはりいろいろなことを考えるし、悲しい気持ちに今でもなる。
しかしながら、純粋に曲を楽しめたことはこれらの一連の出来事において、最初のステップになるかと思う。
現在、5月のどこかで彼の生まれ育ったスウェーデンのストックホルムを訪れようと考えている。
Tim, I miss you.
Rest in peace.
明日からサマータイムらしい 2019/03/30
オランダ留学46
夏時間と冬時間
SNSを作業のように見ていたら、ミッフィーが「明日からサマータイムだよ〜」と写真付きで投稿していた。
やや有名な話だが、ヨーロッパ、特に緯度が高く春から秋にかけての日照時間の長い地域ではサマータイムが導入されている。
たしかに冬至以降日照時間がメキメキと長くなっていった。
起きたらもう青空だし、夕方6時になってもまだ明るい。
サマータイムは時計を1時間進めることで、1日を明るい時間からより早めに使おうという試みらしい。
今まで9時に始まっていた授業が、実質8時に始まることになる。
故に、自分の生活もこれまでより1時間早めて活動する必要がある。
生活への影響
サマータイムから冬時間への切り替わりは、去年の10月の終わりに一度経験している。
その際は時計も針がそれまでより1時間早まったので、それまで8時に起きていても、同じ起床時間で7時に起きることになる。
少しだけ得した気分になったはずだ。
しかしながら、今回はそのまま生活していても時間が早まっているため、それに合わせてより早く行動しなければならない。
その時間の感覚の変更は経験したことがないため、自分の精神面・身体面にどういう影響が起きるのかやや気になるところではある。
少し大げさにも思えるが、サマータイムが人々の生活に大きな影響、もっと言えばストレスを与えることから廃止した国もあるらしい。
サマータイムと言えば、去年あたりに東京オリンピックに合わせて、日本でもサマータイムを導入しようとの提案があったことを思い出した。
とんでもない大馬鹿野郎がいたもんだと思った記憶がある。
結局案だけに終わったが、日本という国は上層部が本気を出すと「誰も思いつかない」アイデアを出すのが得意らしい。
別の話題
最後に明日は日本で新元号が発表されるらしい。
そして、4月が終わると今上天皇の退位に合わせて「平成」も終わりとなる。
通常と異なる元号の変化だが、いろいろと思うことがある。
まず「今上天皇のお言葉」という形で2016年の8月にお気持ちを発表する機会があった。
高齢で国事行為が困難な時があることや、今後も同じような制度を維持していくことへの懸念、また通常の「元号の終わり」には国民生活に大きなマイナスの影響があること、、、、など。
フタを開けてみれば、新元号の発表をギリギリの1ヶ月前に設定して、5月のゴールデンウィークに合わせて10連休も作るなど、話をわざわざおおごとに面倒くさくしてしまった感が拭えない。
平成の終わるたった1ヶ月前に新元号を発表してはシステム屋への影響は計り知れないし、10連休なんてサービス業に携わる人は休みがとれるのか、そもそも期間中に「国民生活への影響無しに」社会として回るのかも疑問である。
異例の退位の真の意図を誰も汲み取ることなく、頭の悪いやり方で複雑にしてしまった感満載だ。
日本のことは好きだし、オランダという離れた場所から見ることで気付いたことも多い。
だからこそ、なぜ日本では物事をもっとシンプルに考えれないのかと思うことも多くなった気もする。
以上
3月終わり。快晴、快晴、やや曇り 2019/03/30
オランダ留学45
オランダの春
例によって、また天気の話題について。
ここ1週間ほど晴れの日が続いている。
とても良いことだと思う。
自転車で走っていると、道沿いの家々の木々の花が少しずつ咲いているのが目に入ってくる。
日本では桜が咲いている頃かと思うが、オランダでも種類は違えども、木に花が咲くのかと思った。
2月の中旬以降から3月の終わりまで、なんだかんだ雨ばっかりの肌寒い日々が続いており、気が病んでしまうかと思ったくらいなので、ここ最近はとても気分が良い。
また快晴の日は、多くの人が外に出て芝生に寝転がったり、ベンチでくつろいだり、カフェのテラス席に座ったりしている。
オランダ人も久しぶりの太陽サンサンの日々を楽しんでいるようだ。
以下は、今週の天気予報だ。
まだ安定はしないものの、圧倒的に晴れの日が続いている。
オランダの冬
過去の記事を見返すと、10月の終わりと11月の始めあたりから、気温がグンと下がって、なおかつ雨がち、曇りがちの日が増えたように見える。
なんだかんだでとても長い冬だったように思う。
かなり印象操作をしているようにも思えるが、以下は11月から3月あたりまでの天気の様子である。
天気が良く晴れる日ももちろんあったが、1ヶ月の内だいたい3分の2が上のような天気であったように思う。
日本の場合は地域にもよるが、基本的に11月の中頃から冬を感じ始め、でもなんだかんだで12月まではめちゃめちゃ寒くなることもなく、1月と2月がとても寒く、2月の終わりと3月の初めには春を感じているような気がする。
ヨーロッパ、特に西ヨーロッパは北大西洋海流と偏西風の影響で比較的暖かいと話を聞いていたが、そうでもなかった気がする。
しかしながら、世界地図をよく見てみるとオランダやイギリス・ロンドンは北海道や秋田、岩手と同じような緯度に位置しているので、そう考えると「暖かい」方なのかもしれない。
もうすぐ目の前にオランダの春が来ており、というかむしろもう春真っ只中なのかもしれないが、この調子で暖かくなり、夏が来たらピークを迎える前に帰国となる。
先日スケジュールを見たら、もう留学もあっけなく終わりそうな気がしてきた。
4月も中頃を過ぎれば、残り4ヶ月を切る。そうなれば帰国の便を手配して、日本に戻ってからの準備が少しずつ始まるだろう。
なんとも寂しいし、時間が経つのはとても早い。
ラドバウド大学で受ける授業も残り数えるくらいになると思うし、地元のラグビークラブでの試合も残り3試合となった。
何もやり残したことはないと思っているし、その時その時にすべきことをしてきたと思う。
ただ、留学が終わりNijmegen を離れる時の気持ちは全く想像出来ない。
まあこんなことは考えてもしょうがないし、目の前をしっかり生きることかな、と思った。
以上