オランダ留学 Radboud University 2018/2019

2018年8月から約1年間オランダのNijmegen, Radboud University (ラドバウド大学 ナイメヘーン)に留学します。そこでの出来事、感じた事、学んだこと、また旅行などをせっかくなので、ブログという形で記録に残します。

一年間のオランダ留学の終わりも見えてきた6月の真ん中 2019/06/15

オランダ留学51

すっかり6月

 

しばらく何も書かないうちに、すっかり5月も終わり、6月も半分を過ぎるころである。

変化していないはずなのに、時間の流れが留学終了に近づくにつれて早くなっているようにも感じる。

すっかり気温も上がり、半袖で過ごせる日も増えてきた。

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すでに今回の留学における最終授業も終わり、来週からはテストが始まる。

色々なことがすでに「終わり」を迎えて、いよいよ帰国も近づいてきていると日々感じている。

 

オランダ・ラドバウド大学の授業

すでに、履修していた全ての授業が完全に終了して、来週からテストが本格的に始まる。

テストと言っても、これまでも何度かあったように日本で言えばレポート試験のような形だ。

しかし、これが毎回大変であるため心して臨みたい。

 

日本の大学では経済学部に所属し、経済学の観点から社会の問題や現象についてマンナンできたが、オランダでは少し異なる社会科学の観点の学びを得ようというのが、今回の留学の大きな目的である。

実際に履修した授業としては、社会科学の分野から文化人類学社会学ジェンダー学の3つである。

人類学と社会学については、留学が始まる前から想定したように、経済学では得るとことのできなかった視点を多く得ることができた。

ジェンダー学については、正直どうなることかと思っていたが、最終的には他の分野と同じように興味深い視点が多く得られたと思う。

例を挙げるとするならば、日本のHegemonic Masculinityとして挙げられるサラリーマンについてである。

第二次世界大戦で日本が連合国に敗戦するまで、軍に対して向けられていた忠誠心というものが、GHQによる軍の解体後、多くの人々が勤めた会社に向けられて、それらが長時間労働や長期雇用などとして表れた、という内容である。

経済学部でも、同様の日本独自の労働形態についても授業は何度か受けたが、Masculinityという視点からの分析は、自分にとって非常に新しく興味深いものであった。

 

 

ラグビー

5月の中旬に、去年の8月から継続して所属していたラグビーチームのシーズン最後の試合が行われた。

アウェーのゲームであり、シーズン終盤ということもあって、控えが一人もいなかったため、非常に厳しい試合であった。

しかしながら、みなシーズン最後の試合ということもあってこれまで以上に気持ちが入り、それがタックルや一回一回のボールキャリーに表れていた。

結果としては6点差、1トライ・1ゴールというとこで自分たちのチームから怪我人が続出したため試合終了となった。

 

ラグビーチームに入ったことで、毎週体を動かせるリフレッシュの機会ができただけでなく、多くNijmegenに住んでいるオランダの友達ができたことは非常に良かったと思っている。

おかげで、間違いだらけではあるもののオランダ語も少しは上達したと思う。

海外に留学すると言っても、実際に地元の人々と関わりを持つのは非常に難しいと思う。

留学生同士の友人はすぐにできるが、オランダ人の友人はなかなか見つからない。

しかしながら、何らかのコミュニティに所属することで地元の人とかかわり、その土地やそこに住む人の深いところまで見ることができる。

 

その点において、スポーツや芸術や音楽というものは、言語の壁を越えて人とつながることを可能にすると思う。

 

 

残り1カ月と少し

まずは、テストを全力でやり切りたいと思う。

新たな学びの視点というものが第一の目的であるからして、ここがおろそかになってはいけない。

 

そして、時間を作ってできるだけ多くの友人とオランダでの最後の時間を過ごしたいと思っている。

これまでオランダのNijmegenで出会った多くの友人が、これからも連絡を取りあったり日本でもしくは外国で会うこともあるとは思うが、留学が終わればじゃあ今後5年でもあと10回会えるかと言えばなかなか難しい。

こちらから積極的に出ていきたい。

 

 

以上