明日からサマータイムらしい 2019/03/30
オランダ留学46
夏時間と冬時間
SNSを作業のように見ていたら、ミッフィーが「明日からサマータイムだよ〜」と写真付きで投稿していた。
やや有名な話だが、ヨーロッパ、特に緯度が高く春から秋にかけての日照時間の長い地域ではサマータイムが導入されている。
たしかに冬至以降日照時間がメキメキと長くなっていった。
起きたらもう青空だし、夕方6時になってもまだ明るい。
サマータイムは時計を1時間進めることで、1日を明るい時間からより早めに使おうという試みらしい。
今まで9時に始まっていた授業が、実質8時に始まることになる。
故に、自分の生活もこれまでより1時間早めて活動する必要がある。
生活への影響
サマータイムから冬時間への切り替わりは、去年の10月の終わりに一度経験している。
その際は時計も針がそれまでより1時間早まったので、それまで8時に起きていても、同じ起床時間で7時に起きることになる。
少しだけ得した気分になったはずだ。
しかしながら、今回はそのまま生活していても時間が早まっているため、それに合わせてより早く行動しなければならない。
その時間の感覚の変更は経験したことがないため、自分の精神面・身体面にどういう影響が起きるのかやや気になるところではある。
少し大げさにも思えるが、サマータイムが人々の生活に大きな影響、もっと言えばストレスを与えることから廃止した国もあるらしい。
サマータイムと言えば、去年あたりに東京オリンピックに合わせて、日本でもサマータイムを導入しようとの提案があったことを思い出した。
とんでもない大馬鹿野郎がいたもんだと思った記憶がある。
結局案だけに終わったが、日本という国は上層部が本気を出すと「誰も思いつかない」アイデアを出すのが得意らしい。
別の話題
最後に明日は日本で新元号が発表されるらしい。
そして、4月が終わると今上天皇の退位に合わせて「平成」も終わりとなる。
通常と異なる元号の変化だが、いろいろと思うことがある。
まず「今上天皇のお言葉」という形で2016年の8月にお気持ちを発表する機会があった。
高齢で国事行為が困難な時があることや、今後も同じような制度を維持していくことへの懸念、また通常の「元号の終わり」には国民生活に大きなマイナスの影響があること、、、、など。
フタを開けてみれば、新元号の発表をギリギリの1ヶ月前に設定して、5月のゴールデンウィークに合わせて10連休も作るなど、話をわざわざおおごとに面倒くさくしてしまった感が拭えない。
平成の終わるたった1ヶ月前に新元号を発表してはシステム屋への影響は計り知れないし、10連休なんてサービス業に携わる人は休みがとれるのか、そもそも期間中に「国民生活への影響無しに」社会として回るのかも疑問である。
異例の退位の真の意図を誰も汲み取ることなく、頭の悪いやり方で複雑にしてしまった感満載だ。
日本のことは好きだし、オランダという離れた場所から見ることで気付いたことも多い。
だからこそ、なぜ日本では物事をもっとシンプルに考えれないのかと思うことも多くなった気もする。
以上