オランダ留学 Radboud University 2018/2019

2018年8月から約1年間オランダのNijmegen, Radboud University (ラドバウド大学 ナイメヘーン)に留学します。そこでの出来事、感じた事、学んだこと、また旅行などをせっかくなので、ブログという形で記録に残します。

クリスマス・スイス旅行 2018/12/22-2108/12/26

オランダ留学33

Switzerland

ヨーロッパに国々にとって、クリスマスとはとても重要なイベントのように思える。

キリスト教にとってとても重要な期間であるからというよりも、日本でいうお正月のように、家族や親戚で集まって過ごす大切な時間のように思える。

そういうわけで、自分も含めて9人いる寮のフラットメイトも、クリスマスに時期に合わせて自分以外ほぼ全員帰国する。

クリスマスの時期は、お店も開かないし、友人も帰国してしまう、というような話を聞いたことはあるが、まさか本当に全員がちゃんと帰国するとは思わなかった。

 

大学の授業は21日金曜日の回で最終回であり、それ以降は1月末まで一応テスト期間となり、授業は無い。

 

クリスマスの前後は、オランダ・ナイメーヘンに残り、誰もいない街を体験するのも悪くはないと思ったが、いわゆるいつメンの非欧州出身の友人2人ともう1人の日本人の友人と共にスイス旅行へ行った。

 

 

Day1 12/22

この旅行では、自分たちで宿や飛行機バスを予約せずに、ツアーに申し込んだ。

この日はただ移動だけである。

 

夕方にNijmegen 駅に集合して、集合場所のEindhoven へ向かった。

電車で一度乗り換えて、1時間程度の場所である。

 

集合場所からバスに乗って、ほぼ12時間かけてスイスの最初の目的地を目指した。

いわゆる夜行バスである。

2階建てで、日本のものよりは少しだけ大きいバスであった。

一応トイレはついているが、人数の関係上出来るだけ休憩所の外のトイレを使用してくれとのことだった。

そんなことまで書かなくても良いとは思うが。

 

2時間ごとくらいで、休憩のために何度か停車したので、その度に眠かったが、外に出てストレッチをして、できるだけ疲れが溜まらないように努めた。

結局お尻が痛くなったが。

 

1日目はただただ移動であった。

 

 

Day2 12/23

朝7:00過ぎに最初の目的地についた。

 

オランダから南に少し下ったとは言え、到着した時はまだまだ真っ暗であった。

なぜか、到着してから1時間程度その場で待たされた。

まあこれが安いということなのだろう。

スニーカーはスイスの冬に適してないようで、寒さというより冷たさが足の裏にガンガン伝わってきた。

 

 

しかしながら、到着したばかりの時は暗くて気付かなかったが、少しずつ明るくなるにつれて、夜の暗さだと思っていたものが、山の黒い岩肌だということが分かり、また山頂は真っ白な雪で覆われていることが分かった。

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とても寒かったのと同時に、とても印象的であった。

 

結局1時間後、自由行動だと告げられ、少し先まで皆で歩いてみることにした。

 

スイスの山々、アルプスの地形は氷河が大きく関係しているように見えた。

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日本はプレート同士がぶつかって隆起したところを、川の水が長い時間をかけて削っていった地形が多い。

そのため、山と平地が比較的なだらかに繋がっている。

 

しかしながら、スイスは氷河が長い時間をかけて地面を根こそ削って出来た地形の様で、山が日本と比較して切り立った様に、平地と直角にそびえ立っていた。

これらは、高校で習った地理の知識であるから正しいかどうかは知らない。

ただ、氷河が大きく関係していることは確かである。

 

バスで集合場所に戻り時間があったので、スイスフランを下ろし、カフェで適当に朝食をとった。

 

その後電車でInterlaken という街へ移動した。

 

街に着いてから、皆夜行バスの疲れかなりきていたので、色々見て回って一番値段が手頃なフードコート的な店に入った。

少し食べて、少し休憩した後、Interlaken の街の名前の由来ともなっている湖(lake)へと向かった。

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中心街、川沿い、森の中を30分くらい小雨のなか歩いた。

とても広い湖の割には、波も少なくとても静かな場所だと感じた。

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傘は今回の旅行には持参しなかったので、小雨ではあったが往復で1時間弱の道のりであったため、だいぶ濡れて大変だったがとても印象的な時間を過ごせたように思う。

留学が終わって日本に帰ってから雨に濡れるようなことがあれば、もしかしたら今回のスイス旅行を思い出すのかもしれない。

 

集合場所に向かい、時間が少しあったのでスーパーで軽食を購入してからバスでホテルへと向かった。

2時間程度してから夜の9時過ぎに到着した。

予想していたよりもかなり綺麗なホテルで部屋も十分広かった。

シャワーを浴びて皆でピザの宅配を頼み、食べて飲んで寝た。

最後にちゃんとベッドで寝てから、丸一日が経過していたのですぐに眠れた。

 

 

Day3 12/24

三日目は朝7時にはバスに乗り込まなければならなかったため、6時前にに起床してシャワーを浴びてから朝ご飯をゆっくり食べて出発した。

この日の目的地は、旅行のメインともいえるヨーロッパ一の山、モンブランである。

モンブランはフランス語で白い山という意味である。

フランス語は分からないが、スペイン語で白い、という意味のBlanco に対応している。

 

当初は60€程度支払いケーブルカーで山頂まで行く予定であったが、当日の天気がすこぶる悪く、前日よりも雨が強かったため、半額のケーブルカーで山の中腹まで向かった。

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ケーブルカーを待っている間に、何度がまるでカーテンのような雲だが霧だがが晴れて少しだけところどころ白い雪の積もった山肌が見え、とても印象的であった。

 

ケーブルカーに揺られながら目的地を目指し、5分程度で到着した。

途中は残念ながら雪と雨のため視界が良くなかったが、急な傾斜に積もった雪や黒い岩肌などオランダでは見れない景色であった。

 

山頂は雪がかなり積もっており、綺麗に雪かきはされていたが、何もしなければ50cmは積もっていたと思う。

また、雪が横殴りに振っており、もはや痛かった。

今回は残念ながら、ヨーロッパ一の山を見ることはかなわなかったが、それが逆に印象的であるように思う。

 

山小屋のような店で各々飲み物を飲んで、少し休憩した後再度外に出てヨーロッパの雪山を感じた。

 

再度ケーブルカーで山を下りた後、ケータイで店を探して昼ご飯を食べた。

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集合時間まで、街を散策したり、カフェに入ったりして街を楽しんだ。

 

16時前にバスに集合となり、次の目的地であるGeneva・ジュネーブへ移動した。

クリスマスイブということもあって、人通りも少なく店もほとんどが閉まっていた。

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しかしながら、大きな湖に夜の光が反射していたり、協会からクリスマスのミサの音楽が聞こえてきたりと、とても良い時間を過ごせたように思う。

Genevaは聞いたところによると、金融とか高級な時計とかそういった類の職種が集まるお金持ちの街?らしい。

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街には路面電車も走っており、とても素敵な街だなと思った。

 

集合時間前にバスに乗って、一時間程度でホテルに戻り夕食をとってから寝た。

 

 

 

Day4 12/25

スイス旅行もこの日が最終日である。

この日のアクティビティはお城をみること、そしてスイスの首都であるBernを訪れることだ。

 

朝は前日に比べゆっくりと始まり、朝10時ごろに集合であった。

そこからバスで2時間程度で湖のほとりにあるお城に到着した。

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スイスのアルプスと言い、静かな湖と言い、どれもこれもまるでヨーロッパ・外国そのものであった。

改めて日本を離れていることを実感する。

 

30分程度で再度移動となり、スイスの首都へ移動した。

これまたクリスマスということで、ほとんどの店が閉まってはいたが、前日よりも明らかに観光客の数は多かったように思う。

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Bernは今回の旅行で訪れた都市の中で、一番好きな雰囲気であった。

ただ、昼ご飯を食べようとしたが、すべてが高すぎた。

タイ料理の店は25フラン、マクドナルドのハンバーガーは15フラン、、、。

(1ユーロは、おおよそ1.13スイスフランである。)

スイスは高い高いと言われるが、本当に高かった。

結局集合場所の付近にあったスーパーでいろいろと食べ物を買い、バスの中で食べた。

 

その後は、またひたすらオランダ・ナイメーヘンを目指してただただバスに乗って移動した。

ナイメーヘンまでのバスはなかったので、再度Eindhovenで降りて、30分歩いて、夜行バスに乗って一時間程度で到着した。

スイスまでの往復のバスが非常に長かったが、全体として非常に楽しめたと思うし、忘れられないクリスマスになったと思う。

 

 

 

 

以上