何がオランダをオランダらしくしているのか? ~オランダの文化について②~
オランダ留学19
Nijmegenで見たオランダっぽさ②
前回の言語とマリファナについては以下を参照
自転車
これは明らかにオランダの文化だ。
皆自転車に乗っている。
そして、道路では自動車より優先のようで、自動車は自転車および歩行者の安全を第一に通行しているように感じる。
自転車はオリエンテーションウィークの初日に購入した。
自分は1年弱オランダに滞在する予定なので、値段は張ったが少しいいものを購入した。
帰国する時には、SNSを駆使して次の持ち主を見つけたい。
オランダというか、Nijmegen では自転車専用の道路および信号がある。
オランダでは基本的に右側通行。
自動車も自転車も右側通行で、基本的に誰もこのルールから外れない。
だから、交差点などでぶつかりかけたりすることはない。
この右側通行のルールに従っている限り。
日本は基本左側通行だが、自転車に限ってはあまり機能していないように感じる。
日本では大学まで自転車で通っていたため、夜ライトも点けず、道路を逆走している自転車をよく見かけた。
マジで危ないからやめた方がいいと、いつも思っていた。
オランダでは、日本にいる時よりも自転車でどこにでも行く。
買い物、ラグビー、学校。
また、オランダでは毎年結構な数の自転車が盗難されるらしい。
数万台だとかなんとか。
ので、でかくて重いチェーンで短時間でも鍵を掛けている。
自転車を盗られていい気分はしないだろうから。
そして、オランダの自転車はブレーキが無いタイプがある!!!!
どうやって止まるねん?!?!?、という疑問があるが、単純にペダルを逆回転させてスピードを落とす。
自分の乗っている自転車にはハンドルにブレーキがあるタイプ、いわゆる日本でよく見るものだが、結構な人がブレーキの無い自転車に乗っている。
Las comidas
オランダらしい食べ物は何だろうか?
日本と比較して、オランダ料理というものは深さがないと個人的には思っている。
しかしこれは、自分がまだオランダに1ヶ月と少ししか滞在しておらず、まだ見えていないだけだと思う。
その中でもNijmegen で生活していて見つけた、そしてこれまでに食べてみたオランダの代表的な食べ物は以下の2つだ。
Herring
これはニシンである。
ニシンの内臓と頭を落として、1日塩漬けにする。
一種の発酵食品である。
日本には生魚を食べる風習が、刺身や寿司として存在する。
しかしながら、これは匂いがキツすぎた。
残念ながら自分の口には合わなかった。
こんにちは!!!!!!
生魚です!!!!!!
あなたは今まさに生の魚を食べています!!!!!
といった感じで、においが主張してくる、、、。
一緒に食べた友人らは1人を除いて好きだと言っていた。
個人差があるのだろう。
とにかく、オランダを代表する食べ物であることは確かだ。
オランダへ来たら、文化体験として食べるべきかもしれない。
Stroopwafel
Stroopwafel はオランダのお菓子。
中に蜂蜜が入っているとても甘いお菓子だ。
とても甘いので自分は何個も一度に食べれないが、素朴でとても良い。
コーヒーなんかと一緒に食べたいといつも思う。
オランダ人の友人によれば、ホットコーヒーのカップに蓋をするようにstroopwafel を置くと蜂蜜が溶けてきて良いらしい。
ベジタリアンと寿司
これはもしかしたら、オランダに限ったことではないかもしれないが、日本と比較した時に、自分にとって明らかな差であった。
まずはじめにベジタリアンについて。
ベジタリアンとは、なんらかの信条の下に基本的に肉を食べない。
そして、色んな場面でベジタリアンに対する配慮が見られる。
ピザの広告、寿司のチラシ、オリエンテーションウィークでの食事、、、、
そして、自分の周りのも多くのベジタリアンがいる。
寮や仲の良い友人ら。
とにかく、日本と比べてよりベジタリアンという存在が身近である。
そして、寿司。
寿司はとても人気だ。
というか、ピザを注文する感覚で、寿司をデリバリーする。
そして味も結構ちゃんとしている。
オランダでは、日本では見ないURAMAKI という、海苔が内側、シャリが外側の寿司がある。
これも結構良い。
日本人の中でも個人差があるだろうが、寿司がある種のファストフードとして扱われていることに驚いた。
日本では、ちょっとした贅沢というか特別な食であると思っていた。
しかしながら、江戸時代を考えれば確かに寿司はファストフードであったろう。
屋台で、一個二個ぽぽいと食べて、といった感じで。
いつから寿司は高級であるとの認識がついたのか。
国が変われば、考え方も変わる思った。
まとめ
①②ともに様々な文化や慣習を紹介した。
今は文化人類学のコースをとっていることもあって、このことについて考えるのは非常に楽しい。
また国ごとによっても、これは私のとは違う、という文化や慣習はことなるはずだ。
ドイツ人の見ているオランダ、スペイン人の見ているオランダ、ウクライナ人の見ているオランダ、そして日本人の見ているオランダ。
継続的に考えていきたい。
以上